不動産を売却する動機
事業用不動産の売却や、反復継続して売買を繰り返しているようなケースはこれに該当しません。
ココではあくまでも、自らが居住しているマイホームを売却する事を想定しています。
資産価値の不安
不動産を所有している人にとって、その物件の価値は資産価値としての価値としても重要なものです。
しかし、不動産市場は常に変動し、価値が下がる可能性もあります。
そのため、不動産を売りたいと考える人は、今後の市場動向や物件の状態などを考慮しながら、資産価値のが一番良い(高い)時に売ろうと考えます。
移転や転勤などのライフスタイル変化
マイホームを所有している人が、生活環境に変化があった場合、不動産を売却することが必要になることがあります。
例えば、転勤や引っ越しなどが挙げられます。このような場合、新しい住居を購入するための資金を得るために、不動産を売却することが必要になることがあります。
住み替えや買い替えとなりますので、自宅の売却と同時に次の住まいの購入も考えなければならないので意外とエネルギーを使います。
住み替えについて、コチラの投稿が参考になるかと思いますので一読してみて下さい。
維持費の負担
不動産を所有することには、維持費が必要になります。
これには、税金や保険料、修繕費用などが含まれます。マンションの場合は加えて、管理費や修繕積立金・駐車場料金等もかかります。不動産を所有している人が、これらの費用の支払いを整理しようと考えが場合、不動産を売却することが選択肢となることがあります。
住宅ローンの返済
マイホームを購入する際には、住宅ローンを利用することが一般的です。
住宅ローンを返済するために、毎月の支払いが必要になります。しかし、何らかの事情により、これらの支払いが難しくなった場合、不動産を売却することが必要になることがあります。
支払いが滞った場合は、任意売却という手段が有ります。
不動産を売却する人の負担
不動産の売却は、「キャピタルゲイン」での利益を得ているケースを除いて大抵の場合は自分の資産を減らす行為となる為、
マイナスのマインドが働きます。
ここでは、売却についての様々な理由やポイントについて説明します。
思い出や感情のつながり
不動産を所有している人にとって、その物件には思い出や感情のつながりがあることがあります。
例えば、家族や友人と過ごした思い出の場所や、大切な人と共に暮らした場所などです。
そのため、不動産を売却することは、感情的な決断であり、別れを惜しむ気持ちがあることもあります。
時間や手間の負担
不動産を売却するためには、様々な手続きや準備が必要になります。
例えば、物件の調査や修繕、広告や買い手との交渉などです。また、売却手続きや契約書の作成など、法的な手続きも必要になります。
これらの手続きや準備に時間や手間がかかるため、不動産を売却することに踏み切るまでには、慎重な検討が必要になります。
しかし、今は、売却を依頼した不動産業者が殆ど全ての事を代行してくれますのであまり心配する事は無いかと思います。
不動産売却の流れ
不動産を売却することに決めた場合、次に考えるべきことは、不動産会社の選定です。
不動産会社によって、提供するサービスや販売方法などが異なるため、自分に合った不動産会社を選ぶことが重要です。
不動産会社を選ぶ際には、以下のポイントを考慮することがおすすめです。
地域に強い不動産会社を選ぶ
不動産会社には、地域に強いものとそうでないものがあります。
地域に強い不動産会社を選ぶことで、その地域の市場動向や物件の価値を正確に把握できるため、適切な価格設定や販売戦略を立てることができます。
提供するサービスに注目する
不動産会社によって、提供するサービスは異なります。
例えば、物件の写真撮影や動画制作、広告の出稿、買い手との交渉などです。
自分に必要なサービスを提供している不動産会社を選ぶことで、売却プロセスをスムーズに進めることができます。
依頼する不動産会社の販売力を確認する
不動産会社の販売力は、物件の売却成功に直結します。
販売力が高い不動産会社を選ぶことで、より多くの買い手に物件を紹介することができ、売却成功の確率を高めることができます。
ここで注意したいのは、大手不動産会社だから販売力が高いとは限らないということです。
この業界は、会社の規模や知名度よりも担当者の力量が大きく左右します。
詳しくはコチラで説明していますので一読して頂ければと思います。
不動産を売却する決断は、慎重な検討が必要です。不動産会社の選定も同様であり、自分に合った不動産会社を選ぶことが重要です。地域に強く、必要なサービスを提供している不動産会社を選び、販売力等を比較検討することで、売却成功につなげることが可能です。
不動産売却の手順
不動産会社を選定した後は、以下のような手順で不動産を売却することが一般的です。
物件の査定を受ける
不動産会社に物件の査定を依頼します。
査定額は、物件の価値や市場動向、物件の状態などを考慮して算出されます。
最近は、不動産一括査定を利用して複数の不動産業者からの査定を受ける方法が主流となってきています。
売却価格の決定
査定結果をもとに、売却価格を決定します。
この際には、相場価格や競合物件の価格などを考慮し、適切な価格設定を行うことが重要です。
査定結果報告をした不動産業者のアドバイス等を良く聞いたうえで売却価格を決定して下さい。
また、ご自身で現在の販売状況等を調べてある程度の相場勘を養っておくのも重要です。
広告や販売戦略の立案
不動産会社が、物件の広告や販売戦略を立案します。
写真や動画、パンフレットなどを作成し、販売活動を行います。
ここで、宣伝方法などの要望が有る場合は販売開始前にその旨を相談するようにして下さい。
例えば、売り出している事を近所に知られたくない場合は近隣へのポスティングや新聞折り込みチラシなどは控えるべきですし、既に引越しをして空き家の物件を売却する場合でしたら大体的に宣伝してもらう事を要望すると良いかと思います。
買い手の探索
不動産会社が、物件を買い手に紹介します。
物件に興味を持った買い手が現れた場合は、内覧や交渉を進めます。
物件内覧は複数回に及ぶことが殆どです。稀に一度の内覧で成約する事も有りますが、大抵は何度も内覧をして購入者を見つける事が多いです。
したがって、売り出し期間中は、いつ内覧客が訪れても大丈夫なように物件内は整理整頓を心掛けておくことが大事です。
勿論、殆どの不動産業者は内覧客を連れてくる場合、連絡無しに突然来るという事は有りません。
必ず事前に連絡が有り、都合等を確認してから内覧をセッティングしますので安心下さい。
売買契約の締結
買い手が見つかったら、売買契約書を作成し、署名・押印します。
売買契約書では、売却条件や引き渡し日などを明記し、細かな条件を明確にします。
勿論、売買契約締結前、事前に契約条件等を不動産業者から説明されます。
そして全ての契約条件等を了承した場合に限り売買契約を締結致します。
詳しくはコチラをご覧ください。
物件引き渡し
契約内容に従って、物件の引き渡しと売買代金の決済を行います。
この際には、不動産会社が殆ど全ての手続きをサポートすることが一般的です。
物件代金全額を受け取ったうえで、物件の所有権を相手方に移転することとなります。
詳しくはコチラをご覧ください。
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