不動産業界の悪しき慣習
以前から、一部の不動産仲介業者の間で常態化している悪しき慣習の一つに
「仲介手数料以外の金銭を売上として領収する」という明らかな宅地建物取引業法(宅建業法)違反の行為があります。
仲介手数料以外の金銭を契約当事者から預かったからといっても、その全てが不当な領収という訳ではありません。
不当な領収とは、仲介業務において仲介手数料以外の金銭を報酬として請求(又は受領)する事です。
例えば、上記の消臭缶のケースですと、貸主(又は管理会社)より消臭作業を依頼されており
賃借人退去後物件の消臭作業を行う際の費用として貸主(又は管理会社)の代わりに借主から預かり、預かった金銭を貸主(又は管理会社)へ渡したり、貸主の指示において当該作業を実施する行為はは宅建業法(業法)違反とはなりません。
消臭作業以外でも、貸主(又は管理会社)から依頼された作業(仲介業務以外)に相当する費用等を預かる事に問題はないと考えられます。ただし、預かった費用等は必ず貸主(又は管理会社)へ届けなければなりません。
しかし、
しかしです。
退去後、消臭作業をする費用と偽って借主から「消臭清掃料」と称した金銭を領収し、その金銭は貸主(又は管理会社)へ報告する事無く自者の利益(売り上げ)としてしまう行為は、業法違反他ならないです。
そして この事件、マスコミ等では「爆発」の事ばかりがクローズアップされ、宅地建物取引業法違反の事についてはあまり触れられていませんでした。
本当に宅建業法違反が有ったのか否かは、筆者にはエビデンスが無いので断言できかねますが
グレーと言うよりは、限りなく黒に近いのではないかと思っております。
この事件の向こう側にある闇の部分を風化させない為にも記事(記録)として残しておきます。
札幌スプレー缶爆発事故
日時:2018年12月16日20時29分頃
場所:札幌市豊平区平岸の「アパマンショップ平岸駅前店」
状況:木造2階建ての雑居ビル(酒井ビル)で爆発が発生。同店および隣接する居酒屋「北のさかな家 海さくら平岸店」が倒壊・炎上し、52人が負傷した。事故発生当初、負傷者数は41名とされていたが、自力で病院に向かうなどした人数を後に豊平警察署が把握し訂正された。火災は翌17日2時10分に鎮火した
※ウィキペディアより
爆発現場から筆者の自宅までは直線距離で約1.6Kmも有りますが、あの時は、自宅の中(マンション)の中に居ても聞こえました。もの凄い爆発音でした。
どこかにミサイルでも打ち込まれたか?と思うくらいでした。
丁度その時は、キッチンで料理を作っていた時でした。
換気扇から、「どっかーーーん!」って物凄い音がしました。
「ヤバイ、ミサイル攻撃か?爆弾テロか?」と思いました。
いや、冗談抜きで・・・。
そして少し時間が経ってから、TVの各チャンネルのニュースで事故(事件)のことが報道され、
筆者のSNSには「大丈夫?」とか「KEI社長の店じゃないよね?」というメッセージが多数寄せられました。
「勿論、違うし、今は自宅で晩御飯中~」と返すのが大変でした。
翌日、会社に出勤すると、近所が酷いことになってました。
※KEI社長の会社は事件(事故)現場から近くに有るのです。
一応、ウチの会社は全く影響無しで良かったです。
でも、事件現場に隣接している、良く行くファミレスがダメになっちゃって、しばらくの間閉店になってしまいました。
1週間に1回以上は行くお店だったので、なんか、悲しいやら腹が立つやらで・・・。
スプレー缶のガス抜きは屋外で行うか、
室内の場合はしっかり換気をしましょうね。
でも、室内はやめたほうが良いと思いますよ。
徴収された金銭の行方は私にはわかりません。
大家さん(又は管理会社)に渡ったとは考えにくいですが、勝手な憶測では断言してはいけませんね。
コメント