賃貸物件を借りる
不動産を借りて居住する場合、
賃料(家賃)を支払って、大家さん(物件所有者)から一定期間借りて居住します。
その場合、「不動産賃貸借契約」を締結(交わして)して様々な取り決め事を確認してお互いに取り決め事を約束します。
入居者が居住する物件は自分自らが所有する不動産ではない為、退去するまでの間は常に他人から借り受けているという認識が必要です。
以下に、不動産を賃貸で借り受ける場合のメリットやデメリットを説明します。
賃貸派?持家派?
昔から考え方が割れてますよね~。(^^)
永遠のテーマかもしれません。(^^;
不動産を賃貸で借りるメリット
一番のメリットは、入居する為に必要な初期費用が少なく、手軽に住み始めることができます。
長期的な維持管理や修繕費用がかからず、支払う賃料のみで済みます。
原則、入居者(賃借人)は支払う賃料以外の費用負担がかかる事はありません。
入居している物件に不具合や故障により修理修繕が必要な場合、入居者の過失では無い場合は原則所有者(貸主)の負担と責任において対応することとなります。
したがって、修繕等にかかる費用を負担する事はありません。
更に、転勤や引っ越しの可能性がある場合、柔軟に対応できるため、移動が多い方に適しています。
また、高額な物件でも、購入する必要がないため、広い部屋や最新設備など、自分の好きな物件を選ぶことができます。
不動産を賃貸で借りるデメリット
賃貸アパートや賃貸マンション又は貸家などは、居住期間が長くなればなるほど長期的に賃料(家賃)支払い続ける必要があるため、不動産の購入に比べると総支出額が高くなるケースがあります。
そして、殆どの物件は自由に部屋の改装やリノベーションができないため、自分好みの空間にすることができません。
また、長期的に住み続ける場合、家賃が上昇する可能性があります。
賃貸物件の所有者の都合で、入居している物件が第三者へ転売される事も考えられます。
或いは、大家(賃貸物件の所有者)の資産状況によっては「不動産競売」になる可能性もあります。
入居時(前)に「不動産賃貸借契約」を締結し、賃料支払いに滞納や延滞等が無ければ居住物件が「転売」や「競売」によって第三者の所有となったとしてもスグに退去させられるという事は有りません。
このことは「普通賃貸借契約」で入居者の保護が規定されているからです。
しかし、新所有者が合法的な手段で契約解除(退去明け渡し)を申し出てきた場合は応じざるを得ない場合も有ります。
自身が所有している訳では無いので、このようなリスクは避けて通れません。
不動産を購入して居住する
新築又は中古物件、マンションや一戸建て問わず、自己所有物件は所有している間は他者から影響を受けることなく居住し続ける事が可能です。
但し、マンションに限っては共同住宅の性質上、「管理規約」などにより使用制限が有ります。
例えば、ペット飼育に関する制限やリフォーム工事に関する制限などが主なものです。
一戸建ての場合でも、地方自治体が定めている「地区計画」などにより建築制限が有る場合も有りますし、町内会の取り決めなども有ります。
しかし、賃貸物件よりも自由度が高いのが特徴といえます。
その他、メリットやデメリットが有りますので以下で説明致します。
マイホームを購入するメリット
長期的な視点で考えると、住宅ローンの返済期間が終われば、家賃を支払う必要がなくなります。
そして、自分好みの空間に改装やリノベーションができるため、快適な住環境を手に入れることができます。
更に、不動産の価値が上昇すれば、将来的に売却することで利益を得ることができます。
自分の所有物なので、無期限で自由に住み続けることができます。
マイホームを購入するデメリット
賃貸物件よりも初期費用が高く、頭金や諸費用がかかるため、手軽に住むことができません。
自分が物件の所有者の為、修繕が必要となった場合の修繕費用や維持管理費用等は自己負担のとなります。
賃貸でかりる家賃相当額以外にも毎月の支払いが発生します。
また、購入する物件によっては、将来的に価値が下がる可能性があるため、投資先としては不安定な場合があります。そして、転勤や引っ越しの可能性がある場合、売却や賃貸に出す手続きが必要で、手間やコストがかかる可能性があります。
賃貸に向いている人、購入に向いている人
以上が、賃貸物件と購入物件それぞれのメリットとデメリットです。
適切な選択をするためには、自分自身のライフスタイルやライフプランを考慮することが大切です。
たとえば、転勤が多い人や短期的な滞在を考えている人にとっては、賃貸物件が適しています。
一方、長期的に安定した居住先を探している人や自分好みの空間を手に入れたい人にとっては、購入物件が適しています。
また、初期費用や維持管理費用、将来的な価値の変動など、経済面の観点も考慮する必要があります。
自分に合った物件選びをするためには、不動産業者やファイナンシャルプランナーなどの専門家のアドバイスを受けることも有効です。
また、現在の住環境やライフスタイルに合わなくなった場合の対応策も考えておくことが大切です。
賃貸物件の場合は、契約期間や更新条件に注意しておくことで、柔軟に対応できます。
一方、購入物件の場合は、将来的な売却や賃貸に出すことを視野に入れて、物件選びをすることが重要です。
さらに、地域や物件の立地条件、周辺環境なども考慮することが大切です。例えば、通勤や生活環境の面で便利な場所を選ぶことで、生活がスムーズになることがあります。
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