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レインズとは
「レインズ(REINS)」とは国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムのことです。
「Real Estate Information Network System」の略で、通称のよび名「REINS」です。
レインズは設立以来、利用の拡大が続いており、日常生活で水道、電気、ガスが欠かせないように、不動産取引を行なううえでなくてはならないインフラ(基盤)となっています。
宅建業者(不動産業者)の殆どが加盟しています。
レインズの沿革
東日本レインズの沿革
1980年5月 11 月 | 宅地建物取引業法改正により媒介制度導入 財団法人不動産流通近代化センター(現:公益財団法人不動産流通推進センター)設立 |
1982年5月 | 媒介契約制度施行 認定流通機構の発足 |
1985年4月 | 財団法人不動産流通近代化センターに『不動産流通標準情報システム(REINS)設計開発委員会』設置 |
1986年3月 10 月 | REINS の設計開発完了 社団法人東京都宅地建物取引業協会によるREINS 導入流通機構『東京レインズ』事業開始 |
1987年7月 | 社団法人不動産センター(現:不動産流通経営協会)による『霞が関レインズ』事業開始 |
1988年3月 5月 | 社団法人全日本不動産協会による『全日関東レインズ』事業開始 宅地建物取引業法改正により専属専任媒介契約制度及び指定流通機構制度導入 |
1990年3月 5月 | 北海道を除く東日本地域の各レインズにおいて東京レインズとの統一運用開始 宅地建物取引業法施行 業界4 団体により首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)を圏域とする建設(現:国土交通)大臣指定財団法人首都圏不動産流通機構設立、『東京レインズ』『霞が関レインズ』を統合したシステムにより事業開始 全国に37 の建設(現:国土交通)大臣指定流通機構が発足、うち北海道を除く東日本12 機構からレインズのシステム運営受託 |
1993年5月 | レインズシステム改訂(レインズ標準仕様ver.3 を導入) |
1995年4月 11 月 | 改正宅地建物取引業法公布により指定流通機構の法的位置付けの明確化、媒介契約制度化 ウインドウズ版レインズB 型ソフトウェア『レインズ・プロ』発売開始 |
1996年4月 | 北海道不動産流通機構のシステム運営受託 |
1997年4月 | 業務対象圏域を東日本全域に拡大し、名称を財団法人東日本不動産流通機構へ変更 改正宅地建物取引業法が施行され、新たに建設(現:国土交通)大臣指定を受ける |
1999年8月 | レインズシステムを改訂し、従来のメインフレーム型からサーバ分散型へ移行 端末形態にインターネット技術を用いたIP 型を新たに追加 |
2002年3月 | IP 型が総利用の大半を占めるに至り、B 型を廃止 |
2003年1月 | システム機器自主管理方式からアウトソーシング方式に移行 機構事務局を新宿区西早稲田から千代田区鍛冶町へ移転 |
2005年4月 | 個人情報保護方針を公表(個人情報保護法全面施行に対応) |
2007年4月 | 不動産取引情報提供システム『レインズマーケットインフォメーション』運営開始 |
2009年1月 4 月 | レインズシステム改訂(レインズ標準仕様ver.4 を導入) 全国4 指定流通機構の物件情報を集約した『全国データベース』稼働開始 |
2012年4月 | 公益財団法人に移行 |
2013年10月 12 月 | 各種規程改訂・新たな基準制定 『レインズ利用ガイドライン』制定 |
2015年1月 | レインズシステム基盤改修(仮想化技術導入) |
2016年1月 4 月 | 取引状況管理機能・売主登録内容確認機能運用開始(レインズ標準仕様ver.5 を導入) 課金(システム利用料)制度導入・運用開始 |
2019年8月 | レインズシステム基盤更改 |
2021年1月 | レインズ新システム稼働開始 |
2022年1月 | 全国4 指定流通機構レインズシステム共同利用開 |
全国のレインズ
レインズは全国に以下の4つあります
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)
(エリア)
北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・
神奈川県・新潟県・山梨県・長野県
(公社)中部圏不動産流通機構(中部レインズ)
(エリア)
富山県・石川県・福井県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県
(公社)近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)
(エリア)
滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
(公社)西日本不動産流通機構(西日本レインズ)
(エリア)
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・
大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
レインズ利用のメリット
レインズを利用するメリットとして以下の3つがあります
1.媒介契約制度に基づき、より安全に
媒介契約制度に基づく登録によって、不動産取引を安全に行うことができます
2.豊富な取引事例を参考に、適正価格で、より安心に
蓄積された豊富な取引事例を参考にして、適正価格で安心な不動産取引を行うことができます
3.より多くの不動産会社がサポート、より円滑・スピーディーに
不動産流通業界全体でサポート、不動産取引を円滑・スピーディーに行うことができます
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