(あーばにずむ)
都市社会に特有の生活様式。英語のurbanism。
アメリカの社会学者ルイス・ワース(Louis Wirth)が1938年に提示した概念。
ワースは、都市においては、「特徴的な生活様式を構成する諸特性の複合体」が発達しているとしている。
そしてその生活様式は、大規模で高密度で高い異質性を備えた都市社会の特性から生まれるとし、その基本的な特徴として、社会組織の機能ごとの分節化と分業、人々の相互作用における第二次的接触(間接的・合理的な関係)の優位、個人の自由と疎外の並存をあげている。
アーバニズムの概念は、都市社会学を中心に広く受け入れられ、都市社会を理解するための基本的な枠組みとなっている。
また、まちづくりなどに当たっても重視すべき視点であるとされる。