(だいさんしゃにんしょう)
利害関係がなく、中立性のある第三者によって審査し、認証・表示する仕組み。公正で公平な判断が期待でき、信頼性が高いとされる。
第三者認証は、供給者と利用者が評価を共有し、性能などの確保・向上を図ることができると考えられていて、広く用いられている。JIS(産業製品の規格)、JAS(食品・農林水産物の規格)、ISO(製品・マネジメントシステムの規格)は、いずれも第三者認証による仕組みである。
第三者認証の利用に当たっては、認証の目的、認証組織の構成、審査項目、審査基準、審査手続き、認証責任、認証表示の内容や意味などを確認し、目的に適するかどうかを判断する必要がある。
例えば、不動産関連の第三者認証は、建築物の品質や居住・オフィス環境を対象にしたものがいくつかあるが、その評価内容は、環境負荷、快適性、周辺環境、SDGsへの寄与、マネジメント、社会的寄与、持続可能性など幅広く多様である。