(ちゅうこじゅうたくりゅうつうのかっせいか)
中古住宅の取引を活発にする政策が進められている。この政策によって、既存住宅の活用が進み、住宅の選択肢が広がり、ライフサイクルやライフスタイルに応じた住生活の確保が容易になると考えられている。
中古住宅の流通を活性化するためには、次のような政策が有効であるとされている。
1)適時適切な修理修繕、 リフォーム による建物構造の強化や住機能の充実、周辺住環境の整備などによって、既存住宅の質を維持・向上すること。
2)住宅の質を的確に評価し、それに基づいて価格が形成される市場環境を整えること。そのために、住宅履歴の記録・保存、質を調査する技術の確立・普及、質を反映する 価格査定 手法の確立などを図ること。
3)中古住宅の特性に即した流通サービスを提供すること。たとえば、リフォームとの連携、品質調査・価格査定サービスの充実、建物価値に基づく金融サービスなど。