(ぜんたいけいかく)
「マスタープラン」と呼ぶのが一般的で、「都市計画」、「事業計画」などの方針や目標を明確にする図書等をいう。
そのあり方は多様で、例えば都市計画のマスタープランは、住民が将来のおおまかな都市像を頭に描きつつ、個々の都市計画が将来の都市全体の姿の中でどこに位置付けられ、どのような役割を果たしているかを理解できるようなものでなければならないとされる。
あるいは、不動産開発事業のマスタープランは、事業区域や事業規模、事業方式、土地利用や主要建物の計画、事業の収支見通し、スケジュールなどを内容とし、事業の全体像を明確に示す役割を担う。
マスタープランは、「開発計画」などに比べて事業の方針や目標に重点が置かれ、その内容に弾力性があることが多い。