(だいきぼしゅうぜん)
分譲マンションの性能を維持し老朽化を防止するために、計画的に行なわれる修繕であって、多額の費用を要する修繕のことである(これに対して多額の費用を要しない計画的な修繕は「小規模修繕」という)。
具体的には、鉄部塗装工事・ 外壁塗装 工事・ 屋上防水工事 ・給水管工事・排水管工事などの各種の修繕工事を指している。
これらの修繕工事を適切に行なうためには、分譲マンションの 管理組合 が「長期修繕計画」を作成し、「修繕積立金」を積み立て、大規模修繕を実施することが不可欠である(修繕工事の実施時期・費用等について詳しくは 長期修繕計画 へ)。
なお、大規模修繕を実施するためには、管理組合の「集会」で大規模修繕の実施を可決しなければならない。
一般に、大規模修繕はマンションの形状や効用の著しい変化を伴わないため、「区分所有者数」の過半数かつ 議決権 の過半数の賛成で可決される。