(ぐるーがん)
銃の形をした接着用器具。英語のglue-gun。スティック状の固体接着剤を熱で溶かして接着面に付着させ、接着剤が冷えて固化する方法で接着する。「ホットガン」ともいわれる。
グルーガンに用いられる接着剤は、溶剤は使われておらず、比較的低温で溶け硬化が早い材料(熱可塑性プラスチック)が用いられている。このような接着剤を「ホットメルト接着剤」というが、材料によって溶解温度や強度に違いがある。したがって、グルーガンを使う場合には、接着剤の性質に応じて温度などを調整しなければならない。
紙、木材、布などを手軽に接着することができる器具であるが、ガラス、鉄、プラスチックなど表面が平滑なものの接着には強度不足となる恐れもある。また、発泡スチロールなど熱に弱い材料の接着はできない。