(こていしさんかぜいだいちょう)
「固定資産税」の「課税対象」となる「土地」、「家屋」等に関して、その所在、所有者、評価額などを登録した帳簿。市町村長が作成する。
固定資産課税台帳は、「土地課税台帳」、「家屋課税台帳」、「土地補充課税台帳」、「家屋補充課税台帳」および「償却資産課税台帳」で構成される。土地課税台帳・家屋課税台帳には「登記簿」に登記されている「土地」・「家屋」について、土地補充課税台帳・家屋補充課税台帳には登記されていない土地・家屋について、償却資産課税台帳には「償却資産」について、それぞれ一定の登録事項が記載される。
土地・家屋についての固定資産課税台帳に登録されている事項は、次の通りである。
1.土地・家屋の所有者の氏名・住所
2.土地・家屋の属性(土地の地番・地目・地積、家屋の家屋番号・構造・床面積など)
3.土地・家屋の固定資産税評価額
4.土地・家屋の固定資産税課税標準額
5.土地・家屋の固定資産税額
固定資産課税台帳を閲覧できるのは、その固定資産に課税される固定資産税の「納税義務者」、同居の家族、納税義務者からの委任を受けた「代理人」、「借地人」・「借家人」および「訴訟関係人」で、いつでも、市町村の担当部署で閲覧することができる。また、記載されている事項の証明書の交付を受けることができる。