(すじかい)
「軸組」の垂直面において、垂直材(柱)と水平材(胴差し・土台など)を対角線に沿って斜めにつなぐ材のこと。
筋かいを入れることによって、軸組が水平方向の力に対抗できるようになり、構造強度が増す。
建築基準法 施行令第45条では、筋かいの基準を設けるとともに、筋かいと「柱」・「土台」等を「金物」で緊結することを義務付けている。
なお、2000(平成12)年6月1日に施行された建設省(現国土交通省)告示第1460号により、筋かい端部における 仕口 (筋かいと柱・土台等との接合部のこと)の接合方法が具体的に厳しく規定された。
この結果現在では、筋かい端部の接合部においては、事実上、「Zマーク金物」(またはそれと同等以上の性能を有する金物)の使用が義務付けられている。