角部屋のメリット
角部屋とは、マンションやアパートの建物の角に位置する部屋のことを指します。
通常、角部屋は2つの外壁があり、1つまたは2つの面が隣の部屋と接していないため、よりプライバシーが保たれています。
さらに、角部屋は窓が2方向にあることが多く、自然光や通風が良いとされています。
3方向に窓が有る三方角部屋という部屋もあります。
角部屋には以下のようなメリットがあります。
角部屋のメリットその1:通風・採光が良い
角部屋は2方向又は3方向に窓があることが多いため、自然光がたっぷり入り、通風も良好です。
これにより、部屋が明るく、カビや湿気が発生しにくくなります。
部屋の向きによっては一日の大半に自然光が入る事も有りますし、窓を開けると風通しが良く夏場でもエアコンを仕様ぜずに過ごせる事もあります。
角部屋のメリットその2:プライバシーが高い
角部屋は隣接する部屋が少ないため、隣の部屋や他の住人との騒音トラブルが少なくなります。
また、窓が2方向以上にあることで、視線が遮られるため、プライバシーが高まります。
角部屋は建物の端に位置する事が多い為、玄関前廊下などの共用部分に他人が行き来する事がありません。
角部屋のメリットその3:広い印象
角部屋は壁が2つの方向に向かっているため、部屋が広く感じることがあります。
また、窓が多いことで、開放感があると感じる人も多いでしょう。
角部屋のデメリット
角部屋はメリットばかり目立ちますが、デメリットもあります。
以下の主なデメリットを考慮して物件探しを検討して下さい。
角部屋のデメリットその1:賃料が高額
一般的に角部屋は人気が高いこともあり、賃料を高く設定している傾向があります。
売買物件の場合は、同じ広さの部屋であっても角部屋の方が価格が高く設定されていることがよくあります。
したがって、角部屋を選択した時点で賃料や価格は割高である事が殆どです。
角部屋のデメリットその2:季節の温度差が大きい
角部屋は2つ以上の壁が外壁の為、冬場は寒さを感じやすくなります。
特に、断熱性能が低い建物では、冷え込みが厳しい場合があります。
また、角部屋は窓が多いため、夏場は日光が入りやすく、冬場は外壁が冷えることから、部屋の温度差が大きくなることがあります。
そのため、暖房器具やエアコンの使用が必須です。
最適な角部屋を見つけるためのポイント
角部屋は、通風・採光が良く、プライバシーが高いというメリットがありますが、賃料が高い、冬場の寒さ、温度差が大きいといったデメリットも存在します。
それでも、角部屋が住心地が良いとされる理由は、多くの人にとってメリットがデメリットを上回ると感じられるからです。
しかし、住心地は個人の好みや生活スタイルに大きく左右されるため、一概に角部屋が良いとは言い切れません。
例えば、賃料を抑えたい人や、冬場の寒さに敏感な人にとっては、角部屋が必ずしも最適な選択ではないかもしれません。
それぞれのニーズに合わせて判断することが重要です。
最適な角部屋を見つけるためには、以下のポイントを考慮しましょう。
建物の構造・設備
建物の構造や設備は、角部屋の住み心地に大きく影響します。
特に、断熱性能や防音性能は、冬場の寒さや隣接住戸との騒音問題を軽減するために重要です。
また、エレベーターや駐車場の利便性もチェックしておきましょう。
日当たり・風通し
角部屋の魅力である日当たりや風通しは、快適な住環境を作り出すために重要な要素です。
建物の位置や周辺環境によっては、日当たりが悪かったり、風通しが悪かったりする場合もありますので、実際に現地を訪れて確認しましょう。
周辺環境
住む場所の周辺環境は、生活の利便性や快適さに直接影響します。
スーパーマーケットやコンビニ、駅やバス停などのアクセスが良いかどうかをチェックするだけでなく、病院や学校などの施設も確認しておきましょう。
予算
賃料が高い角部屋もあれば、比較的手頃なものもあります。
予算に合った角部屋を見つけるためには、事前に賃料の相場を調べておくと良いでしょう。
また、仲介手数料や敷金・礼金などの初期費用も考慮に入れて、総合的なコストを把握しておくことが大切です。
角部屋は、多くの人にとって住心地が良いとされる理由がありますが、最終的な判断は個人の好みや生活スタイルに依存します。
角部屋選びの際には、建物の構造・設備、日当たり・風通し、周辺環境、予算などのポイントを考慮して、自分にとって最適な住まいを見つけましょう。今回の記事が、皆さんの角部屋探しの参考になれば幸いです。
コメント